水はけ問題を解決する人工芝の敷き方とは?注意点も解説
人工芝を敷く際に多くの人が悩まされるのが水はけの問題です。
見た目の良さやメンテナンスのしやすさから人工芝を選ぶ人は多いものの適切な敷き方を知らずに設置してしまうと、雨のたびに水たまりができたり、ぬかるみが発生したりするなど逆に使い勝手が悪くなってしまうことがあります。
そのため、を設置する前に必ず水はけ対策を考慮した下地づくりを行うことが必要です。
人工芝の敷き方でまず重視すべきは、地面の勾配を確保することです。
わずかでも水が自然に流れる傾斜をつけることで、雨水が一カ所に溜まるのを防ぐことができます。
次に行うのが、透水性の高い下地材の施工です。
砕石を敷いて転圧しその上に防草シートを敷くのが基本的な敷き方で、この工程により雑草の侵入を防ぎつつ水が土中に浸透しやすくなります。
自体に透水穴があるかどうかも非常に重要なポイントです。
市販の人工芝には透水機能が弱い製品もあるため、排水を重視する場合は芝の裏面に適度な穴が開いているものを選ぶとよいでしょう。
ベランダや屋上などコンクリート面にを敷く場合は、人工芝の下に水はけ用のパネルやすのこを敷いて通気性と排水性を高める工夫が欠かせません。
このように、敷き方次第での使用感は大きく変わります。
加えて敷設後も定期的に人工芝の表面を掃除し目詰まりやゴミの蓄積を防ぐことで、水はけ性能を長期間維持することが可能です。
見た目だけで選んでしまうと設置後に思わぬトラブルにつながるためを敷く際には、事前の準備と適切な施工手順そして使用環境に応じた排水対策を丁寧に行うことが快適な空間づくりにつながります。

















